• 屋根修理の費用相場、施工内容、業者選びについて掲載しています

施工管理

 

建築工事の管理業務の資格として、「施工管理技士」というものがあります。

いわば、「現場管理のプロ」です。

屋根修理でも、この資格を持っている人が携わることで、仮設足場の設置から実際の作業、そして足場の解体を行い、作業完了まで安心して任せることができます。

建築一式の段取りが行えます。

そんな、施工管理技士について、解説していきます。

 

施工管理技士とは

 

施工管理技士は、国家試験の施工管理技士検定を合格した人に与えられる称号となります。

1級、2級とあり、「専任技術者(建設業許可)主任技術者・監理技術者(現場常駐)」としての資格が付与されております

 

施工管理技士の役割

 

建設工事を行う際に必要な「管理業務」が主な内容です。

管理業務とは、「工程管理、品質管理、安全管理、原価管理」などを行います。

施工開始から完了までを問題等なく進めていくために、この施工管理業務の役割はとても重要なものとなってきます。

施工管理は、実際に工事を行う職人ではなく、その職人たちをまとめ上げて、的確な指示を行い、安全にそして品質の高い施工を行えるようにサポートする指導者でもあります。

建築業界では、人手不足が深刻となっており、この施工管理業務は需要がとくに高まっている職種です。

施工管理技士の資格を要していれば、仕事に困ることは少なくなるでしょう。

 

施工管理技士の受験資格

 

対象業種

建築工事、大工工事、左官工事、とび・大工

石工事、屋根工事、タイル・レンガ・ブロック

鋼構造物工事、鉄筋工事業、板金工事、ガラス工事

塗装工事、防水工事、内装工事、熱絶縁工事、建具工事

計16業種となります。

 

一級施工管理技士

 

<学歴>

大学・専門学校を卒業し「高度専門士」と称する者

【実務経験年数】指定学科:「3年以上」指定学科以外:「 4年6ヶ月以上」

短期大学・ 高等専門学校、専門学校を卒業し「専門士」と称する者

【実務経験年数】指定学科:「5年以上」 指定学科以外:「7年6ヶ月以上」

高等学校、専門学校

【実務経験年数】指定学科:「10年以上」指定学科以外:「 11年6ヶ月以上」

その他

【実務経験年数】15年以上

 

<資格>

2級建築士試験合格者

【実務経験年数】合格後5年以上

2級合格後の3年以上の者

専任の監理技術者による指導を受けた実務経験「2年以上を含む3年以上」

2級合格後の5年以上の者

【実務経験年数】合格後5年以上

2級合格後5年未満の者 で高等学校・専門学校

【実務経験年数】指定学科:「9年以上」 指定学科以外:「10年6ヶ月以上」

2級合格後5年未満の者 でその他

【実務経験年数】14年以上

 

二級施工管理技士

 

大学・専門学校を卒業し「高度専門士」と称する者

【実務経験年数】指定学科:「1年以上」 指定学科以外:「1年6ヶ月以上」

短期大学・ 高等専門学校、専門学校を卒業し「専門士」と称する者

【実務経験年数】指定学科:「2年以上」指定学科以外:「 3年以上」

高等学校、専門学校

【実務経験年数】指定学科:「3年以上」 指定学科以外:「4年6ヶ月以上」

その他

【実務経験年数】8年以上

 

試験内容

 

1級、2級ともに「学科、実地試験」があります。

 

最後に

 

施工管理技士の合格率は、平均して40%前後と決して簡単に取れる資格ではありません。

ですが、しっかりと勉強して資格を取得した時には、その活用幅は大きく、現場管理に大いに役立つため、需要が多いです。

屋根修理を行う上でも、「施工管理技士」の現場監督(管理のプロ)がいる業者の方が、いないところよりも安心して任せられるでしょう。