今現在でも幅広く使用されている瓦屋根。
瓦屋根材も、半永久的にメンテナンスが不要というイメージが強いのかもしれませんが、経年劣化・自然災害によってメンテナンスは必要となります。
例えば、経年劣化では、棟の詰め物漆喰の劣化で雨漏りすることもあります。
自然災害では、瓦屋根ずれ、瓦の飛び、割れなどが起きて雨漏りの可能性もでます。
そんな瓦屋根もメンテナンスが必要なため、定期的な点検が必要となります。
ですが、瓦屋根の点検で劣化状況の判断やメンテナンス方法の判断はなかなか難しいため専門的な知識が必要となってきます。
点検する人の知識のレベルによって、メンテナンス内容も変わります。
知識の無い営業マンが担当すると、「すぐに全て葺き替えですね」など、自社の利益を優先とした営業を行ってきます。
そんな状況では、余計な工事を勧められてしまう事もありますので専門の資格をもっている業者を選ばれると安心して点検を任せられるのではないでしょうか?
瓦屋根工事にも資格がありそれぞれご説明します。
国家資格であり、瓦葺きに関する知識・技術を習得している技術者です。
1級・2級とあります。
・1級
7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験が必要
・2級
実務経験が2年以上必要
瓦屋根工事で、構法、設計、施工、品質の管理と幅広し知識を
習得している管理者用の資格です。
実務経験3年以上が必要
上記のかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の2つの資格を持っているものしか受講することのできない、もっとも優れた技術者専用の資格といえます。
瓦屋根の知識と技術を習得し、管理者としての幅広い知識を習得しています。
瓦屋根の診断における適正な判断のプロフェッショナルといえます。
瓦屋根のメンテナンス工事を依頼されるのであれば、点検や実際の工事を考えても、「かわらぶき技能士」や「瓦屋根工事技士」を所有している屋根修理業者さんに依頼することが安心感に繋がるのではないかと思います。
そして、両方所有している「瓦屋根診断技士」の資格を有していれば、より安心ではなしでしょうか。
ですが、もちろん資格を持っていなくても良い業者さんもたくさんいます。
その為、業者選びで迷った場合の一つの判断基準として考えられるのが良いのではないかと思います。